クローバーの花言葉

　今朝、通勤途中、新開地に近い湊町公園を歩いているとクローバーが咲き乱れていました。いつの間に、というかあまりちゃんとした印象無く通るときは通り過ぎていたのでしょう。

　きれいな花が整然と咲いているのもいいのですが、こういう田舎風の野趣のある光景は私の好みです。

　クローバーというかしろつめ草というと、思い出すことがあります。若いときに同じ勤め先の男女三人ずつで奈良に出かけました。若草山から少し下ったところでしょうか、広大なクローバー畑が広がっていました。30分ほどでしょうか、この季節、気候が良いときでそよ風が心地よく、そこに座ってボーっと景色を見ていました。隣では、ひとりの女性が座ってクローバーを束にして編み物のようにしていました。器用なものだな...と観ていると、それを黙って差し出してくれたのです。私はそれを捨てるのはしのびないので、持っていたナップサックの一番上に入れて持って帰りました。一週間ほど後だったと思います。仕事のあと、彼女と他の友人と数人で飲んでいる時に、「クローバーの花言葉を知っている？」と言われました。「いいや」と私が言ってそれで終わりになりました。当時はインターネットもなく、そう簡単に調べられることではありませんでしたし、私もその後、少しの間忘れてしまっていました。
　それから二ヶ月ほどたって、大阪に出かけていたときに、ふとそのことを思い出し、気になり紀伊国屋書店で立ち読みで花言葉を調べました。
「私のものになって」「約束」「復讐」とありました。そのとき私はフリーでしたが、このことは気がつかなかったことにしました。