先日、出雲に行きました(6) 日御碕、灯台
出雲大社から、日本海の景色を眺めるために日御碕に車で回りました。三十数年前はバスででかけ、現地には30分ほどいただけで、ほとんど何も見れないまま戻った場所です。今回は、つっちゃんの自動車で連れて行ってもらったので、ゆっくりと拝見できました。
ここには43.65 mと石作りの灯台としては日本一(一説には東洋一)の高さという、立派な日御碕灯台があります。
「参観料200円を払えば上部デッキにあがる事もでき、展望台からの眺めは日本海やおわし浜などを一望。平成10年には、『世界の歴史的灯台100選』にも選定」とネットにありますので、○○と煙は...のたとえのように、私も200円払って、灯台の上にあがることに。
スケスケの鉄板の階段を何層も上っていくうちに、段々後悔の念が(笑)
上に上がるとどんな光景なのか....
「いやあ、日本海綺麗!!」
.. なんて言っていられる場合でありませんでした。冷たい風が凄い勢いで来て、胸ポケットのボールペンが浅めに刺していたこともあり、風でとんでいってしまいました。上の足場はごく狭いのに、子供が走り回っているのにもびっくり。写真にもあるようにしっかり手すりをつかんでないと(笑)
写真を撮るのも這々の体でした...
せっかくですから、展望スペースの手すりを一周はしたのですが、寒いのと、風が強くて足下がふらつくのと、高さが強調されるのとで、そそくさと降りてきました。友人のつっちゃんは、じっくり見て2周したとか。凄い(笑)
らせん階段は163段あるとか。築100年を超えても頑丈ですね。松江市美保関の硬質石材で作られているとか。今でも現役で光度は48万カンデラで夜間約40km沖合まで達するそうです。
駐車場から見て灯台の手前のスペースには、海鮮丼のお店がいくつも並び、お土産もなかなかのものが売っておりました。以前来たときの微かな記憶とは、別世界。
出雲大社の参道で蕎麦をたべるのではなく、こちらで食べた方がよかったかなあと少し後悔の念も(笑)
灯台のある岬から、少し下ったところには日御碕神社があります。伝承では紀元前500年代に端を発し、出雲大社の「祖神(おやがみ)さま」として造られ、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けた神社とか。
まあ、こんな場所に多くの木材や石材を持ち込んで造るのですから、それなりに縁の深い神社なのですね。
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