スーパーストリングスコーベの素晴らしい門出

 昨夜、JR神戸駅南のハーバーランド、神戸新聞松方ホールにて、スーパーストリングスコーベのデビューコンサートが行われました。この素晴らしい音楽芸術グループは、神戸開港150年を機に、世界的指揮者、佐渡裕が最も愛情を注ぐオーケストラ「スーパーキッズ・オーケストラ」の卒業メンバーが結成した弦楽演奏集団です。

 この日、ワクワクする気持ちで、年の瀬のハーバーランドを急ぎ、松方ホールへ向かいました。

 今回、多くの若い人たちが、神戸の港の開港150年のために熱意を持って自分たちのベストを示してくれました。神戸の港や街の魅力、そこで働く人たちの姿をSNSで世界にレポートしてくれた大学生の皆さん。神戸港や街、イベントの案内で国の内外からの来訪者に対応してくれた学生さんたち。調べ物を新聞紙面やネットで発表してくれた子供たち。自ら考案したスイーツを作って開港150年の国際会議や記念式典パーティ等で内外からのお客さんに振る舞った学生さんたち。この記念する年を機会としてチョコレート会社に新たな提案をして、製品化した学生さんたち。多くの若者が色々なイベントに積極的に参加してくれて、インターネット上、SNSも花盛りでした。

 そして華やかに登場したスーパーストリングスコーベ。開港150年の今年、神戸の全国的な集まりや開港150年記念のイベントの式典で、その世界レベルの演奏を披露してくれました。この夜は彼らの最初のコンサート。一人ひとりが、第一線のソリストとしての技前を持つメンバー。その彼らがアンサンブルとしてコンサートを行うとあっては、行かないわけには行きません。これからの神戸を担う、神戸を応援してくれる若い人たちの心と力に触れたいという思いがわいてきます。

 そのコンサート。熱い3時間近くの時間を過ごしました。最初は、管楽器・打楽器がないのに凄いなあ...という思い。それが、弦楽器単体のアンサンブルという独自の美しい音の世界に魅了されていき、どんどん聴く側のボルテージが上がっていくのが、ホール全体の空気として伝わってきます。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 二長調の第1楽章。クラシックが好きな人なら誰でも聴き慣れた曲ですが、ソロの立上舞さんの熱い想い入れがある響きがどんどんチーム全体を引っぱっていって、高いテンションを作っていく、この疾走感。後半のグリーグ:組曲「ホルベアの時代から」もマニア好みの曲ですが、より下の年代のスーパーキッズ・オーケストラとは格が違う音楽の力を味合わせてくれました。音合わせ程度の2日間の練習でこれだけできるのは、個々の技の高さと心を一つにする1つの価値観があるからでしょう。

 それを明らかにしてくれたのがサプライズの佐渡裕さんの登場でした。一曲だけでしたが、指揮者を得て、水を得た魚のような音楽が、ステージを走り回った感がありました。指揮者というより指導者と、教えを受けてきたものの絆の強さと、この子たちは良い人生を送っているなという幸せのお裾分けをもらったようで、とても素敵な体験でした。
 「第1回定期公演」と銘打っているので、きっとこれからもこのコンサートが続くのでしょう。年末には世界に散らばっているメンバーもお正月の国帰りという形で、毎年このチームがベストのメンバーを揃えて神戸でコンサートを開いてくれるのを願っています。

 神戸開港150年記念プレイベントの最後を飾るような、明るい未来のみえるコンサートでした。ありがとうございました。



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コウベライフの雑記帳

以前からある「コウベライフ」 http://ktokuri.exblog.jp/ は街グルメ&街歩きなので、 もっと雑然としたことを書いてみようかと思ってます。